小田原「菜の花」のご主人、高橋台一氏にお会いすると、いつも気軽にお茶を立ててくださる。
器のギャラリーも経営されていて、陶芸の世界で第一人者の高橋氏が使っている茶わんは、どれも素晴らしいものばかりで、普段づかいの道具の数々も、きっと氏のお眼鏡にかなった素晴らしいものなのだろう。
これを道楽にするには奥深すぎ、またその財力もないボクだが、「気軽にお茶を立てる」というところだけ、さっそく真似してみることにした。
しばらく茶筅のかわりに泡立て器を代用していたのだけど、こればっかりは茶筅じゃないと用をなさない。
竹材はなぜか家にゴロゴロしているので自作することも考えたが、どう考えても竹を百本に細くほそく裂くほどには器用じゃない。仕方がないので、これはお茶屋さんで買ってきた。
茶杓は、茶道の世界では信じられないような値段の逸品もあるようだけど、ボクにとっちゃ用をなせばいいので自作した。ちょいと不細工だけど、これでよし。
茶わんは、それこそカフェオレボウルでも小鉢でも、様子がよければ何だっていいのだが、実家の押入れにいくつか押し込められていたのを思い出し、そいつをひとつ、失敬してきた。
本当はお湯も茶釜で沸かした方が断然まろやかで美味しいのはわかっているけど、これも家にあるヤカンで今のところイイだろう。道具はこれで揃った。
タバコがほぼ禁煙状態になり、そしたらコーヒーの味がちょっときつく感じるようになってきた。
今までのコーヒーに替わり、昨日からこればっかり飲んでいる。
すっかり気に入ってしまった。




